スイング編PART10インパクトでも説明した通り、ボールを飛ばすためのバッティング技術に欠かせないのはボールを押し込む動作です。
この感覚を掴むだけで打球の飛びがまるっきり変わります。
実は私は高校通算本塁打数1本ですが(恥ずかしい)、今では軟式で年に数本スタンドインさせています。
何故ここまで飛ばせるようになったかと言うと、きっかけはボールを押し込む動作を意識するようになってからです。
ミートの瞬間に右バッターなら右手をボール方向にぶつけていくような感覚です。
といってもすぐには難しいと思うので、この感覚を掴むための2つの練習法を紹介します。
この練習法で押し込む感覚と飛ばすためのフォームを作っていきましょう。
昔ながらの練習方法ですが、インパクトに力を集中させる意識を養うには最適です。
イメージとしては以下の図のとおり、インパクトの位置でタイヤを叩くようにします。
ここで重要なのはタイヤの当たる位置でスイングを最も力強くすることと、タイヤを前に押し出すようにバットをぶつけることです。
この前に押し出すようにぶつける動作をする為には捕手側の手でしっかりと押し込む動作が必要になります。
タイヤでなくても以下のようなサンドバッグでも構いません。
サンドバッグを打つ時は前に揺れるように打つことが大切です。
練習法2 ロングティー
ロングティーとは
ティーバッティングの目的で紹介した方法と同様に斜めからトスをなげてもらい打ち返す練習です。
但し、バッターの前にネットは置かずにどこまで打球が飛ぶか確認する練習方法です。
ティーバッティングの場合、ミート出来ていることは確認出来てても、どこまで打球が飛んでいるかまでは確認できません。
ロングティーをやると思ったより打球が飛んでいないことを実感でき、飛ばすためにはどうするかを考えるようになります。
押し込む動作だけでなく、腕、上体、下半身などスイングの見直しにも最適です。
フォロースルーも自然と大きくなり、ボールを飛ばすためのスイングが身についていきます。
ロングティーは通常のティーバッティングより疲れます。
遠くに飛ばすために必要な筋力も同時に鍛えられるでしょう。
更に1点だけ補足すれば、ロングティーの時はボールの中心より僅かに下を打ちましょう。
ボールにバックスピンが与えられて打球が伸びるようになります。
これらを練習方法を取り入れながら、ボールを遠くへ飛ばすための技術を身に付けましょう。
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