待球作戦
トップページ >
投手攻略の指示と戦法 > 待球作戦
待球作戦とは
待球作戦とは、2ストライクまで見送る、もしくは極端にストライクゾーンを絞って甘い球以外は一切手を出さずに
相手投手のスタミナを消耗させる作戦です。
また、スタミナだけでなく相手投手に対して心理的プレッシャーをかけることにより精神面でも追いつめていきます。
人によっては消極的な作戦と取ることもありますが、プロ野球やMLBでも時折採用されており、使い方によっては
有効な作戦です。
待球作戦が有効な投手
待球作戦に有効な投手は例えば以下のような投手です。
@コントロールの悪い投手
コントロールの悪い投手は自然と球数が増えてくるため待球作戦を使うと有効です。
ただでさえ球数が多くなる投手が待球作戦により、さらに球数が増え、後半スタミナが切れたところで勝負をかけます。
また、コントロールの悪い投手は待たれると「ストライクゾーンに入れなければいけない」と言うプレッシャーに弱い
ケースが多く、心理的にも大きな影響を与え、自滅することがあります。
尚、「荒れ球投手攻略の指示」に書いた通り、ストライクゾーンを極端に絞ることにより難しい球に手を出さなくなり
攻撃面にも良い影響を与えます。
A連投している投手
連投している投手は疲労が溜まっており、後半スタミナ切れする可能性が高いと言えます。
そのため、前半に球数を消費させ後半勝負をかけます。
特に好投手が連投している場合は前半を捨てて後半勝負に持ち込みます。
B故障上がりの投手
故障上がりの投手は調整が遅れており、スタミナも低下しているため有効です。
後半には必ず、崩れると言えるでしょう。
待球作戦が有効ではない投手
待球作戦が有効とは言えない投手もいます。
@複数エース級の投手がいる場合
複数エース級の投手がいる場合は一人の投手のスタミナを切れさせても、その時点で継投が考えられるため、
効果は薄いと言えます。
A継投前提の投手
継投前提のため、効果はありません。
B打ち崩す自信のある投手
打ち崩す自信のある投手を相手にした場合は待球作戦を採用するよりも積極的に打っていった方が有効でしょう。
待球作戦に重要なこと
まずはチームで意識を徹底することです。
一人でも早いカウントから打っていてはその効果は薄くなっていきます。チーム全員で意識を徹底して、ファースト
ストライクは打たない、真ん中以外は手を出さないことを徹底しましょう。
そして、スタミナが切れたと判断したら積極的に打って出ることに切り替えるようにしましょう。
待球作戦は相手が体力面、精神面で疲労したところに一気に仕掛けるようにしましょう。
スポンサードリンク
ナビゲーション
姉妹サイト
野球 守備フォーメーション
守備のポイント、ケース別フォーメー
ション、守備のセオリーを網羅!
守備力の底上げを!
投手の技術
ピッチングフォーム、変化球の投げ方、フィールディングなど投手に必要なスキルを全て詰め込んだサイト
配球論
配球の考え方、ストライクカウント別の考え方、配球のセオリー、変化球の使い方を紹介した配球専門サイト
スポンサードリンク