トップページ >バッティングフォーム > 打つ スイング編PART6 トップの位置からの振り出し方
PART5の下半身の動きと合わせて、上半身もスイングを始動させていきます。
では、その動きを見てみましょう。
トップの位置からボールの軌道に合わせる動作
トップの位置についてで説明しましたとおり、トップの位置は基本的にはストライクゾーンの上限より高くします。
このままの位置から一直線にミートポイントを出すとダウンスイングです。
レベルスイングの場合、バットをボールの軌道に合わせるようなイメージで振るため、グリップの位置を前方に
動かしながら、やや捕手よりにグリップを下ろしていく動きをします。
@ A B
それではこの動作をするための動きについて説明していきます。
右ひじを脇腹~へその辺りに近付けるイメージで振りだす
グリップを下ろす動作に固執するとどうしても右肩が下がり気味(左バッターは左肩)になり、ヘッドが下がって
バットが遠回りしたスイングになってしまいます。
この動きを覚えさせるための表現は色々とありますが、私は右バッターであれば右ひじを右脇腹~へその辺りに近付
けてあげるイメージで振り出しなさいと教えています。
この時、注意したいのは腕で近付けるのではなく、肩関節から動かすことです。そうすることで上半身を大きく使う
ことができます。
グリップを平行に走らせる
右ひじを近付けたら、今度はバットを加速させる必要があります。この時、ヘッドが返らないようにグリップを投手
方向に向けたまま平行に動かしていきスイング軌道に乗せていきます。
グリップエンドをボールに寄せていくイメージの軌道です。
また、平行に動かすことでボールの軌道に対してバットが直線的に入っていくので、ミートポイントに幅が出てくる
のです。
そして、右ひじは体に近付けたままです。
こうすることで、バットのヘッドは内側から出ていくことができ、ヘッドが遠回りすることなく、短い距離でボールに
向かっていきます。
下半身との連動は?
下半身と上半身の連動はどのようなイメージにすれば良いかと言うと、イメージとしては右ひじと右ひざがほぼ同時に
動くイメージです。(左バッターは左ひじと左ひざ)
実際にはやや右ひじが遅れてきますが、遅く動かすイメージをすると上半身と下半身の連動が悪くなるため、同時に動
かすイメージの方が良いと思います。
Aの写真もほぼ同時に右ひじと右ひざがほぼ同時かやや肘が遅れて動いています。
重要なことは右ひじが先に動くことはないということです。
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