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体重移動が出来ない

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棒立ち状態で振っていたり、上体や腕だけで振っている選手は当然下半身が使えていないため、体重移動が出来ていません。
また、前に突っ込んでしまう選手も体重移動が出来ていないと私は考えています。
前に突っ込んでしまう選手は捕手側の足にしっかりと体重を乗せられていない選手が殆どだからです。

本題に入る前に、体重移動を定義すると85kg(私の体重。笑)などのいわゆる体重のことではなく、重心の移動のことを
野球では体重移動と表現します。

この重心移動をスムーズにさせるためにはどうすればよいでしょうか。


体重移動を知ろう

体重移動とは捕手側の足の股関節に乗せた重心を投手側の足の股関節に乗せていく動きです。
この動きは股関節のリレーと良く表現されています。

股関節のリレーが出来ていることを体重移動が出来ていると言います。
つまり、体重移動が出来ていない選手はこの股関節のリレーの動きを体得出来ていないのです。

この動きが分からない選手は理論を伝えるよりも強制的に股関節のリレーをさせてあげることが近道だと思います。

それでは、そのための練習方法を説明します。


練習方法@ 歩き素振り

人間は歩く時、重心を右足→左足と移しながら歩きます。
これを活用します。

方法としては、バッティングの構えから右バッターなら左足→右足→左足と踏み出した後スイングします。
この時、注意したいのは以下の点です。
・ステップして着地する時は上半身が揺れるぐらい極端にステップした足に体重を乗せる
・右足を踏み出す時は左足の後ろにクロスステップさせる
・最後の左足を踏み出してスイングした時、右足を左足にひきつける

この素振りを繰り返して体重移動の感覚を身に付けていきます。

練習方法A 大股ティーバッティング

通常のティーバッティング同様に投げては斜め前からボールをトスします。
バッターは両足を大きく開きます。
そして、トップの位置を作る時に捕手側の股関節を捕手方向に捻じります。
そこから、スイングします。

この時、体重移動が出来ていないと力強いスイングが出来ません。
ここがポイントですが、投げ手はトスを敢えてバッターが届くか届かないかぐらいの短いトスを投げます。

そうすることで強制的に体重移動をしてボールを打つようになります。
これを繰り返して体に体重移動を染み込ませていきます。

この練習方法は体重移動を体得するのと合わせて下半身に粘りが生まれ、緩急でタイミングが崩されてもしっかりとスイング出来るようになります。

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