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左打者 左投手を打てない

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左打者の多くは左投手を苦手としています。
私も左打者なので左投手を苦手としていました。しかし、ちょっとしたきっかけで左投手を苦にしなくなりました。
左打者が左投手を苦手とする原因、そして解決するためのポイントを私の経験に基づいて説明します。
原因を理解すれば、課題解決への糸口が見えてきます。


左打者はなぜ左投手を苦手とするのか?

野球では一般的に「左打者は左投手を苦手とする」と言われています。
私は左投手ですが、確かに左打者はカモにしていました。ストレートは見せ球にして、アウトコースに逃げるスライダーで多くの空振り、もしくは
泳がせて内野ゴロで打ち取ることができました。

上記の私の経験で言えば、左打者が左投手に打ち取られるのは外に逃げる変化球に対応できないためです。
そして、この外に逃げる変化球を意識するあまりストレートへの対応も窮屈になってしまいます。

プロ野球でも左打者相手にリリーフで出てくる殆どの投手は外に逃げるスライダーを決め球にしています。(プロの場合は内角へのシュートも
織り交ぜますが)

では、なぜ外に逃げる変化球を不得意とするのでしょうか?

外に逃げる変化球が打てない理由

左打者が外に逃げる変化球が打てない理由は主に以下の2点が理由です。

@野球は左回り
野球は左回りのスポーツです。そのため、左打者は1塁方向に走り出しやすくするためもともと開きやすく、そこに外に大きく逃げるスライダー
が来ると泳いで振りにいってしまいます。
右打者対右投手が右打者不利にならないのは外のスライダーに対しても1塁方向に踏み込んで打てるからです。
(左打者は1塁方向に走り出す逆の動きになるため、踏み込む意識が低い)

この原因を突き詰めれば、課題解決は見えてきたと思います。

A向かってくる軌道を前提として打撃※2012/8/5ロク様ご意見加筆
右投手が多く、また、最初に覚える変化球がカーブなので、打者が一番多く経験するボールの軌道は、左打者は、まっすぐ(外角直球)と、
向かってくる軌道(内角直球&内角カーブ)」です。
つまり、左打者は逃げていく軌道のボールを打つ機会が少ないのです。
そこで、左打者は体を背中側(一塁側)に倒しながら打つ習慣がつきます。
こうすることで、楽にバットを振り抜くことができます。

しかし、この打ち方だと「逃げていく軌道」にはバットが届かず、対応できません。
となると、体を倒さずに踏込みながら打つしかないのですが、この状態で内角を打つには、肘をたたんで体の回転で打つことになります。

つまり、左打者特有の体を倒しながら打つ手法が封じられているのです。
左打者が逃げる軌道を追いかけるために踏込むことができないのは、「肘をたたんで体の回転で打つこと」ができないことが原因による
内角に対する恐怖心があるためです。

左投手相手には踏み込め

左打者は左投手を相手にした時は勇気を持って本塁方向に踏み込んでいきましょう。
こうすることで、体が開くことなく外角に逃げる変化球に対する見極めが出来るようになります。
結果、泳いでしまうことがなくなり、きっちりと体を残して打つことが可能となるのです。
また、打てるようになるだけでなく、左投手はきっちり踏み込んで変化球を見極めることが出来る左打者には違和感を覚え、投球に苦しむ
ことでしょう。

踏み込めない選手は

肘をたたんで体の回転で打つことが出来ない選手は上記した通り、踏み込むことができません。
では、どうしたらよいか?
肘をたたんで打てるようにすることが大事ですが、すぐにはできません。
そのため、まずはライト方向に引っ張る意識を捨てましょう。左投手を相手にした時はセンターから左方向に打つことを心がけましょう。
こうすることで、開きは抑えられます。
つまりセンター返しを心がけることで、外角に逃げる変化球に対して体を残して打てるようにするのです。

ちょっとした意識の変化でバッティングは変わるので試してみて下さい。

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