本文へスキップ

バッティング/走塁の技術と攻撃の戦術は野球の攻撃力を上げるための情報サイトです。

バッティングと走塁の技術で個人のレベルを底上げし、
攻撃の戦術でチームのレベルを底上げする!

素振りの目的

トップページ > 打撃練習別の目的解説 > 素振りの目的

基本中の基本の練習

素振りはご存じのとおり、基本の練習です。野球に限らずゴルフ、テニス、卓球などスイングをするスポーツは
必ず素振りをします。
このサイトをご覧になられている方も一度は素振りされたことがあると思います。(もしかして、お母さんとかも
見てらっしゃれば、されたことないかもしれませんが)

素振りについては殆どの方が目的を理解されてると思いますが、再度確認していきましょう。
尚、素振りと言っても色々な方法がありますが、ここでは言う素振りとは基本の素振りのことです。

フォームを作っていき、固めていく

まず、素振りで最も大きな効果はフォーム作りとフォーム固めです。
素振りはタイミングを取る、ボールに当てるという作業をすることがないので、自分の形を探ることに集中する
ことができます。
最も振りやすい体の使い方はどれか?最も振りやすい腕の使い方はどれか?など微調整を交えながらフォームを
作り上げていけるのです。

これがピッチャーが投げた球でフォーム作りをしようとするとどうしても、バットに当てるということに意識が
向いてしまい、なかなか自分の形作りだけに集中することができません。

また、フォームを改良する際もどう改良するかのイメージは出来ていると思いますので、まずは目指すイメージ
で振ることのみに集中することができます。

そして、フォームを固めていき、実際の生きたボールを打つ際においても自分の形を持って練習することが
できるようになるのです。

大切なことは常に理想のフォームを意識し、そこに向けて微調整を行いながらフォーム作りとフォーム固めを
行っていくことです。
漠然と振っていては効果は半減します。


スイングをするための体作り→鋭く力強いスイングの実現

ウェイトトレーニングも重要ですが、スイングするための体はスイングすることで作り上げることができます。
繰り返し素振りをすることでスイングするための筋力がついていき、バットの重さに負けない力強い体が出来て
いきます。

その繰り返しによって、スイングスピードも上がっていき鋭く力強いバッティングが実現します。

プロ野球選手でさえ、春季キャンプは徹底的にバットを振り込んでスイングするための体を取り戻すまたは作り
上げていくのです。

量と質の両方が大事

「素振りは量だ」「素振りは質だ」と意見が分かれることがありますが、こういっては身も蓋もありませんが、
両方大事です。
質のない量だけの素振りは体は強くなるかもしれませんが、生きたボールを打つバッティングにはなかなか繋がり
ません。
量のない質だけの素振りはスイングが体に染みついてきません。そして、スイングするための体が出来てきません。
特に体の深部に当たる細かい神経系の動きを呼び醒ますことができません。

質と量の両方を意識して素振りに取り組んでいきましょう。
(敢えて、質と量どちらが大事か答えて欲しいと聞かれれば、シーズンオフとシーズン前は量、シーズン中は質と答え
ます)

意識すること

素振りの音が「ブーン」ではなく、ミートポイント以降に「ブンッ」となるように心がけましょう。
これを意識することで、ミートポイントすなわちインパクトの瞬間にバットがトップスピードになっていき、鋭いスイングが出来るようになります。

また、投手が投げてくるボールを打つイメージを持って素振りしましょう。
ただ、素振りするだけでなく投手をイメージすることで実際にボールを打つ時も同じ感覚でスイングできるようになります。

工夫をしてみよう

ただ、バットを振るだけでなく、ゆっくりスイングして自分のスイングを確認してみたり、アウトコース、インコース、高め、低めなどを
意識してスイングしてみましょう。

やむくもに振るのではなく、工夫をしていくと素振りの効果は上がっていきます。


スポンサード リンク


姉妹サイト

野球 守備フォーメーション
守備のポイント、ケース別フォーメー
ション、守備のセオリーを網羅!
守備力の底上げを!


投手の技術
ピッチングフォーム、変化球の投げ方、フィールディングなど投手に必要なスキルを全て詰め込んだサイト

配球論
配球の考え方、ストライクカウント別の考え方、配球のセオリー、変化球の使い方を紹介した配球専門サイト

スポンサードリンク