トップページ > バッティングフォーム > 始動 トップの位置、角度編
トップの位置はスイングを開始する位置であり、バッティングにおいて重要です。
この位置は殆どの選手に共通した位置がありますので、そこを外さないようにします。
理想のトップの位置
まず、高さですが、トップの位置の理想はストライクゾーンの高めより高い位置に作ります。それよりも低い
位置からスイングを始動させると、グリップが横を向いて動き始め、ヘッドは重みがるので自然とヘッドは下がっ
ていきます。ヘッドを下げてしまうとバットは遠回りになり、スイングも走ることなく、強いスイングは出来ません。
続いて、横から見た位置ですが、これは体が教えてくれます。
肩の筋肉(三角筋)が引っ張られる感覚がする手前辺り
です。
前ページで説明したグリップを置く場所です。この位置が最もバランスのとれた位置です。
これより前だとミートし易くなりますが、加速させる距離が短いため打球は弱まります。
これより後ろだと上半身の捻じりが強くなので打球は強くなりますが、ミートの精度は落ちます。
トップの位置を作った時のバットの角度
この角度は驚くほど共通しているのですが、良いバッターは地面に対して約45度の角度になっています。
上の写真もそうですね。
となると、これしかないでしょう(笑)で済ましたいところですが、なぜこの位置なのかを考えます。
1.角度を大きくした場合
捕手側方向にヘッドが近付くとその分スイングが弱まります。当てるだけのバッティングになってしまう訳です。
ミートがうまくいかないバッターは捕手側に寝かせてミート力を上げる指導方法もありますが、これは一時的に
使用するべきもので、そのままでは高校以上では通用しません。
2.角度を小さくした場合
更に投手側に倒すとバットの軌道が大きくなり、その分始動を早める必要が出てきてしまい、ボールを見られる
時間が短くなり、ストレートと変化球両方への対応が難しくなります。
スイングスピードによほど自信があれば良いですが、ミートするのも難しくなります。
こういったデメリットを見ていくと45度当たりが最もバットを出しやすく、力強いスイングが出来るちょうどバランス
の取れた位置になるのでしょう。
文章だけではトップの位置が決まらない方へ
トップの位置はスイング始動の原点のため、非常に重要です。この位置を早く体にしみ込ませて下さい。
上記説明だけでは難しいと言う方にもっとも簡単にトップの位置を決める方法があります。
それでは、この文章を読みながら私の言うとおりやってみて下さい。
右バッターは右腕で、左バッターは左腕で、ガッツポーズを作って下さい。
その位置がトップの位置です。
この位置を原点に微調整して下さい。
ちなみにガッツポーズだと少しバットが倒れ過ぎなので、45度の意識を忘れずに!
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