ステップの種類はスタンスと同様にスクエアステップ、オープンステップ、クローズドステップの3つがあります。
・スクエアステップ・・・ピッチャー側の足を真っ直ぐにピッチャー方向に踏み出すステップ
・オープンステップ・・・ピッチャー側の足を三塁方向に開いて踏み出すステップ
・クローズドステップ・・・ピッチャー側の足をホームベース方向に踏み出すステップ
それでは、これらのステップの特徴を説明していきます。
スクエアステップ
基本的なステップです。
まずはこのステップから始めて問題なければそのままスクエアステップで行きましょう。
自分にフィットしなければオープンorクローズに調整していきます。
スクエアステップの最も大きな特徴は体重移動がしやすい点です。
動きとしては以下の通りです。
1.投手側の足を上げる、もしくは捕手寄りに引いた時に一旦軸足にほぼ全体重を乗せる。
2.投手方向に足を踏み出す時に捕手側の足(軸足)から投手側の足に体重を移動していく。
3.踏み出した投手側の足を着地。この時の体重の掛け具合は、一般的には捕手側6:投手側4ぐらいの
バランス。このぐらいのバランスを意識するとスウェーすることが殆どなくなる。
※ステップした時点で3:7ぐらいと言う方もいますが、この感覚では移動させ過ぎだと思います。
上半身の回転が弱くなり過ぎる点、溜めが作れなくなり変化球に対応できなくなります。
また、上半身が釣られて前に動きやすくスウェーの原因(腰から上が前に動いてしまい軸が崩れる)
となります。
但し、ミートの時点では3:7はOKです。
長距離打者であれば、軸足にもう少し体重を残しても良いでしょう。
スクエアステップはこの体重移動がしやすいステップです。
但し、注意しないとデメリットになる点もあります。
1.上体が突っ込みやすい
ステップして体重を移行していく時に上体も一緒に前に突っ込んでしまうことがあります。
上体は前に動かさないことを意識して下さい。
動かしてしまうと、力強いスイングが難しくなります。また、目線もぶれます。
頭の位置は体の中心から動かさないことを意識して下さい。
2.踏み出した足が開きやすい
踏み出した投手側の足が開きやすくなります。投手側の足を開かないように抑えることで、上体が鋭く回転
していきます。
開いてしまうと、上体の回転が緩み鋭い回転を生むことができません。
まずはこれらの点に注意してスクエアステップを習得して下さい。
次ページ以降でその他のステップについて解説していきます。
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